特別養護老人ホームには、「従来型(4~6人の相部屋)」と
「ユニット型(個室)」の2タイプがあります。ふじの木園で採用しているのは、
より入居者一人ひとりの個性や生活リズムに合わせた
個別ケアを行いやすい「ユニットケア」です。
少人数のグループをひとつの生活単位(ユニット)として、1ユニットごとに専用の居住空間と専任のスタッフを配置することで、各ユニットごとに家庭的な雰囲気の中できめ細やかなケアを行うことが可能です。お部屋は全室個室でプライバシーが確保されながら、個室の先にはコミュニケーションの場でもあるリビングスペースがつくられているため、他者とのかかわりも断たれることはことはありません。
「ユマニチュード」とは、認知症ケアを行うスタッフが、ケアを受ける側の人と心を通わせるためのコミュニケーション技法です。「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの技術を重んじるユマニチュードケアの採用により、双方が「幸せな関係(=絆)」を構築できるよう取り組んでおります。
リフト機器などの福祉用具を有効活用することで、持ち上げない・抱え上げない・引きずらないケアのことを「ノーリフティングケア」と言います。ケアを受ける側の皮下出血や拘縮といった「二次障害」を予防すると同時に、ケアに携わるスタッフが「腰痛」を引き起こさないよう、当園ではノーリフティングケアの推進を徹底しています。
「コンチネンス」とは、日々の生活の中で排泄をコントロールできている状態を表す言葉です。下剤のみに頼る排泄支援を改め、腸内環境の改善やトイレでの排泄サポートを通して、より自然で快適な排泄習慣を取り戻すことを支援し、その方がその方らしく生活することをサポートしていきます。またデリケート部位の“お肌の健康”を大切に「洗浄」「保湿」「保護」の観点に立ったスキンケアも大切にしています。
様々な分野で活用が広がる「IoT」は、
介護の現場においてもその可能性が注目を集めています。
当園でも、センサーによる入居者様の状況を把握する
ツールや、情報共有サービスの活用が、ケアの向上や
スタッフの負担軽減につながっています。
入居者様のプライバシーに配慮しながら「看護・介護現場の見える化」を実現。危険予兆動作や危険動作を検知し、生体センサーと組み合わせることで、重大な事故の防止につなげます。
マットレスの下に設置したセンサーにより、寝返り、呼吸、心拍などを測定し、睡眠状態を把握。ケアプランの改善やスタッフの業務負担軽減、入居者様の生活習慣の改善などに活かしています。
先進的な電子カルテ(Wi-Fiと携帯端末による記録支援ソフト「Notice」)を導入。入居者様それぞれの暮らしぶりやケア内容をデータ化して他職種で共有し、根拠のあるケアを実践しています。
見学も受け付けております。
まずは、お気軽にお問い合わせください。